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Wrlz さんの感想は、
11 回、 他の人の参考になりました。
Wrlzさん / 44歳 / 男性 / グラフィックデザイナー
普段のたばこ:「飛鳥」
喫煙の感想
キャプテン・ブラック・ダーク・クリーム
シガーを吸う順番
入数/1個 20本
価格/1個 590円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
先日のことですが、友人にシガーを教えてしまいました(!)。私もシガーはあまり詳しくはないのですが、一番最初ということでMontecristo 4を吸ってもらいました。そして、ヒュミドールに手頃なものがなかったので、いきなり2本目で「コイーバ・エスプレンディードス」を吸わせてしまったのです(爆)▼彼はたちまち虜になり、財布から千円札をありったけ出して私のヒュミドールからシガーを買っていったのです。「もう普通のたばこ(シガレット)は吸えない」とまで言いました(笑)▼そしてプレミアムシガーはあまりに高い。もっと安いものがないかと訊かれて「キャプテンブラック」と「ブラックストーン」なら自販機にもあるよと伝えました。彼はチャットをしている最中に矢も楯もたまらずに一旦退室して買いに行ったのです。数分後、「キャプテンブラック・スウィート」を購入したと大喜びで帰ってきました▼そして私はちょっと反省(笑) いきなりプレミアムシガーはいけなかったかなと。まあ人にもよるでしょうが、シガーを愉しむにはリトルシガーから始めてミニシガー、シガリロとステップアップしてプレミアムシガーに行くべきだったかなと▼彼は非常に「キャプテンブラック・スウィート」を好きになってくれました。カートン買いまでしたほどです。彼は頻繁に私の家に遊びに来るのですが、パイプだけは教えまいと思っています。パイプを覚えたらそれこそ本当にたばこの虜になってしまいます(笑)▼今、彼は「キャプテンブラック・スウィート」を充分に愉しんでくれています。「こらなら自分にも毎日吸うことができてとても美味しい」と。いきなりプレミアムシガーを吸わせて後戻りができなくなってしまったかと(笑)思ったのですが、リトルシガーから「やり直し」というとおかしな表現ですが、ドライシガー等で経験を積んで(シガーの経験値が低いのは私も同じなのですが)、いつかシガーバーに行こうと言っています▼私もたばこのホームページを持っている関係でよく掲示板に書き込みがあります。「たばこを吸ってみたいけど吸い方が分かりません」というものもありますが、「葉巻ってどこで売っているのですか?」「葉巻は高いけど安いものもありますか?」などの書き込みもあります。なるべく最初はドライシガー等をお勧めすることに致します。そしてシガーは「依存」するものではなく「愉しむ」ものだとも♪


ゴールデン・ブレンド・バニラ
パイプたばこの第一印象
入数/1個 50g
価格/1個 1500円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
まず「バニラ」ということで、慎重に違うパイプで3ボウル吸ってみました。1ボウル目を吸った印象ではバニラが嫌味にならなくて大変良い感じでした。バーレーのおかげでしょう、かなり火付きは良く、ほとんど再着火をせずに底まで吸いきることができました。店主様のコメントにある通り初心者にお勧めです▼パイプたばこと云うとヴァージニア主体の余計な香料の添加されていないイングリッシュミクスチャーが「たばこ」としては本当なのでしょうが、今までシガレットだけを吸っていてパイプに挑戦してみようという方には何かのフレーバーが乗っかった、シガレットにはない風味を味わって頂いた方が第一印象が新鮮でパイプの魅力を知って頂くには良いのかと思います▼実は私は昨日は友達と豪遊したのです(笑) シガーバーに行ってなんと二人で1日に2本もプレミアムシガーを吸ったのです。私はパイプたばこはそこそこ吸うことができるのですが、シガーに関してはまだまだ勉強中で、その都度違った銘柄を試してもっと深い知識を身に付けようと努力しているわけで、葉巻リングは慎重にはがしてアルバムに吸った印象とともに貼り込んでバインダーに綴じてあります。これが60ページシガーラベルで一杯になったら私もシガーに関して云々できる資格が身に付くかなと思ったりしています(笑)▼2ボウル目です。一応ピーターソンのパイプを使ったのですが、1ボウル目でもジュースはまったく発生しませんでしたのでやはり初心者にも向いていると思われます。葉の色は2種類が混ざっており、刻みは標準的で丁寧です。湿度も高くなく、やはりバニラ風味は嫌味ではなく立ち上る紫煙に感じられる程度で大変上品です。前述のように何かのフレーバーが乗っている方がパイプに魅力を感じることができると思われますので「女性にお勧め」も最大の「4」にしてみました▼大体の印象がつかめたので3ボウル目は感想を書くにあたって必要ないかもしれないと思ったのですが、一応「ラム・ロイヤル」と相性の良かったブレビア・ブッジィのパイプで吸ってみました。最近友人からパイプを譲られた女友達はたちまち虜になり、「あれがすっごい気になるの。なんかラム酒の・・・」と電話がかかってきまして「それ、『ラム・ロイヤル』のことだと思うよ。俺はすごい気に入ってる。」と告げ、彼女はたばこジャーなどとともに早速注文したと言っておりました▼「段々詰め」ではなく「一気詰め」で詰めてみました。1枚だけ大きめの葉が混ざっておりましたが気にせずにそのまま詰めてみました。一般に詰め方で味が変わりますが、この銘柄ではバニラ風味が少し明瞭になりました。しかし決して嫌味なものではありません。強さはミディアムの下くらいで、肺喫煙をしても良いくらいの印象です。「甘さ」の評価で迷ったのが、バニラ風味を甘さと解釈するのか、ヴァージニアの持っている甘さで判断するかということで、とりあえず中間の「2」に留めておきました▼火付きが良く、上品な香りで星は4つ付けさせて頂きました(私が5つ星を付けるのは希で、4つ星でかなりのお勧めと解釈してください)。


飛鳥(100g・缶)
この度再婚致しました(^。^)
入数/1個 100g
価格/1個 2940円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
「飛鳥」です。私のラタキアの入り口だった「飛鳥」、国内生産が打ち切られただけでもショックのあまりキロの単位で買いだめしてしまったのですがマクバレン製になって味が全然違っていたらどうしよう・・・と不安な気持ちで1カートン試し買い▼まずは私のお気に入りのJT「飛鳥」を吸ってこの味を覚えておきます。甘み・酸味・ラタキア感が三拍子揃ったこの大好きなたばこをとりあえず1ボウル吸いました。そして今度は少し時間をおいてから同じパイプで新「飛鳥」を。缶には「Premium」と書いてあります。大きなお世話の警告文言の入った蓋を10円玉をはさんで開封。たばこジャーの予備がないので酒屋で買ってきた甲種焼酎をヒュミドールに漬けてタッパーに密閉しました▼違う! ラタキアの香りが少ない! 葉っぱの色が違う! ・・・しかし吸ってみるまで最終判断は下せません。JT産同様たまに大きな葉が混ざっていますので少し慎重にパイプに詰めます。そして着火。おお、火付きはマクバレンの方が上か? 煙道を通って私の口の中に味が入ってきます。・・・違う。これは違うたばこだ。同じパイブで吸って味が違うんだから別のたばこだ。JT「飛鳥」の強さは私の印象だとヘビーのちょっとだけ下、「飛鳥・2」は少しマイルドになってミディアムの少し上です。違う違う味が違う。あのJT「飛鳥」の甘みがない▼・・・とまあ5,400円を「飛鳥」「ではない」たばこに遣ってしまったことを一瞬後悔しましたが、冷静になって考えてみましょう。ラタキア銘柄で最高のものといったら「Dunhill MyMixture965」があるではないですか。缶を開けると「磨きあげた伝統の職人芸」とあります。そうなんだ。これは私の大好きなデンマークのたばこなんだ。そっかー、なるほどー。デンマークのたばこ職人がつくりあげた上品な味のたばこなんだ。酸味を抑えたのはこの国のブレンド思想かな▼といった具合でJT産と神経質に比較しないで純粋に「ひとつのたばこ」として評価してみると星は4つ付けることができます。そうそう、私より後からパイプを始めたある友人は当然JT「飛鳥」の味を知らないのですが、「すごく美味しい。100グラムが一週間経たないうちになくなってしまう」と申しておりました。缶に書いてある「プレミアム」の文字はあながち的はずれでもありません。「朝起きてからの一服」、現在あるJT「飛鳥」のストックが底をついてしまったらどうしようと思っていたのですが、このたばこも身体に優しい(たばこが身体に優しいというのも変な表現ですが)銘柄として私のパートナーになってくれるでしょう。結婚の経験すらない私ですが「再婚」ってやつをしたらこんな気持ちなのかな? とりあえずデンマーク万歳。女性にお勧めも3つ星にしてしまいましょう♪


ハーフ・アンド・ハーフ
アメリカの謎
入数/1個 50g
価格/1個 1330円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
米国を代表するパイプたばこのようで、私の駅前のたばこ屋さんにも常備してあるほどポピュラーな銘柄です。昔は缶もあったようです。バーレー主体で火付きが良くて正にアメリカンミクスチャー、強さもミディアムとそこそこで割安でお手頃感があります▼私が学生時代に音楽の録音のみを担当したビデオに以下のようなものがあります。まず髪を逆立てた集団が館の中に入っていくと階段からキルトな奴が現れます。彼に統率されて館の中を探索していると豚の集団に出くわします。この時点で音楽がやや激しさを増す部分をもってきました。ところが一番か弱そうな豚一匹をやっつけようとしても巧く剣がささりません。集団で豚の群に向かっていくと押し返したり押し返されたり。曲は入り乱れて混乱します。男の一人が髪の毛を引き裂いて床に突き立てるとアメリカ人とはかくも凶暴なのかと豚の群は恐れをなして退散します。ここで曲はピークを迎えます。彼らが館の奥に侵入すると豊富な食料品を見付けてみなそれを漁るのです▼なんでこんな個人談を持ってきたのかと言うと、このたばこには結構なパンチがあって米国人とはこのような刺激的なたばこを常煙しているのかと思ったのと、アメリカという国に関しての疑問があるからです。ある本で「ではアメリカという国はどこにある? 誰もが椰子のように海を渡ってここへ流れ着いただけだというのに」とも書いてあるものもあります▼よく米国英語は英国英語の訛りで、表記法でも「flavour」を「flavor」と単純化したりして本来のクウィーンズイングリッシュとかけ離れたもので美しくないなどと言われておりますが、方言化したのは英国英語の方だという説があります。英国からの入植者たちがアメリカ大陸で昔からの英語を維持しており、逆に本国の方で言葉の響きが変わっていったと説明されています▼喫煙事情を考えてみてもイングリッシュミクスチャーはたばこ本来の味がするヴァージニア主体でアメリカンミクスチャーはバーレーをブレンドして刺激を加えております。しかしヴァージニア葉の由来は米国ですので「たばこ」としてはどちらが正道なのか判断に迷うところです。日本の学校で教わる英語は米国英語で、アメリカンミクスチャーは初心者にも触れやすく、イングリッシュミクスチャーは難易度が高いと思われがちです▼英国英語にもアイルランド訛りやスコットランド訛りがありますが、英国には未だに差別意識のようなものがあって、ノーブルの家に生まれた子供は特別な学校に通わされ貴族が喋る独特のアクセントの英語をたたき込まれ、庶民とは違う英語を身につけてしまうのです。つまり「成金」が上流社会への参加ができないのです▼私が身に付けてしまったのはアイリッシュイングリッシュで、「I go to school」を「アイ・ゴー・トゥ・スキィウル」と発音してしまい、ある先生から「訛りを直しなさい。『スキィウル』ではなくい『スクール』ですよ」と言われたことがあります▼アメリカンミクスチャーの銘柄はあまり試していないのでもしかしたら的はずれなことを言っているかもしれません。


ポケットパイプレスト
いつもあなたと〜そして終電を逃しました
入数/1個 1個
価格/1個 740円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
正に「『ポケット』パイプレスト」です。パイプポーチの中にも収まりますが、折り畳めば平らになるので定期入れとでも一緒に右ポケットにでも突っ込んでおけばどこへでもお供してくれます▼画像を見ると小さいような印象を受けますが、意外にも大きなパイプも受け止めてくれるのです。確認のために大振りなパイプも置いてみました。私が持っているパイプでポーチに収まらない大きなものと云ったらPoul Winslow(ボウル経53ミリ/高さ49ミリ)、Erik Nording、Peterson Limited Edition 2001、Peterson XLくらいですが、このパイプレストはコンパクトでありながらもきちんと役割を果たしてくれます。有田静生様のパイプはそれ自体で自立するものを創って頂きました(笑)▼私はシガーバーが大好きと申し上げましたが、シガーバーは基本的には「葉巻」のお店ですからパイプ用品はあまり用意しておりません。「パイプたばこを吸いたかったら道具は自分で持ってきてね♪」と云ったところです。シガーカッターは貸してもらえますけどね▼独りで行くならカウンター席にでも座って店員さんとそうなんですかぁ、ははぁ、なるほどーなどとパイプを口にしたままお喋りするところですが、彼女か友達と行く時にはカウンター席を利用しますのでお互いふっと気が抜けてお店の壁にかかっている絵でも見つめながらぼーっとしてしまうことがあります。そんな時、パイプは「休んで」おります。このパイプレストの上で。ぼけーっとしながら居眠りでもしてしまいそうになります(笑)▼我に返った時パイプが転がって逆さまになっていたりしては危ない危ない。テーブルから転がり落ちてしまうかもしれません。灰でテーブルをよごすのもちょっと失礼。気が付いたら終電を逃してしまっていたと云うお馬鹿なことも何度かありましたがそれもまた一興です(笑)▼オフ会でも便利ですよ。プラスティック製じゃ格好悪いからクロームが欲しいということなら、私はたばこにお金をかけることは悪いことではないと思っているのでそれでも結構ですが、機能は一緒です。


マールボロ
たばこの「ファントム」
タール 12mg
ニコチン 1mg
入数/1個 20本
価格/1個 510円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
これは受け売りですが、「Marlboro」は「Man Always Remember Love Because Of Romance Only」の頭文字を採ったもののようです。女性の唇をイメージしてデザインされた洒落たパッケージです。2005年4月までJTがライセンス生産しておりましたが、契約が更新されなかったのでフィリップモリス製になっているようです。4月に購入しておいた「マールボロ」をヒュミドールに封印しておいて、7月に新しいものを買ってきて吸い比べをしてみました。バーコード番号もタール値・ニコチン値も一緒で同じチャーコールですので本質的に味は変わっていないと思います。JT産の方がフィルター効果が高かったような気もしますが、同じものだと思って良いと思います▼「The Hard Way(ハード・ウェイ)」という映画でJames Woodsが恋人のために禁煙しようとしながらもついつい自販機で購入してまう、米国に於いてかなりポピュラーなブランドだと分かります。外国や空港の免税店には日本では見られないバージョンも置いてありますから、世界で最も人気のあるシガレットの一つなのでしょう▼「なんて発音するのですか?」と訊かれたことがありますが、「マルボロ」という呼び名が日本では定着していて、正確には「マールボロ」、スペリングを見た上で更に厳密に言えば「マァ(ル)ボォゥロゥ」かもしれません。 ブレンドの内訳は勝手に想像しましたが(笑)、バーレー5・ヴァージニア3・オリエント1・香料1でしょうか。適度な刺激と満足感があり、アメリカらしいです▼匂いはわりとあるようで、私は自分が喫煙者だから気にならないのですが、非喫煙者には「臭い」と言われるようです。副流煙の匂いも私は嫌いではないのであまり目くじらを立たされると困ります(^_^;▼Carter元大統領が北朝鮮の核疑惑で騒がれていた時に訪朝の予定をたてるのですが、彼は愛煙家ではないのに気持ちが揺れ動き、たばこを吸っていたと云います。政府高官ならダンヒルやロスマンズでも吸っているような印象ですが(金正日はそうです)特にたばこにこだわりのある人物ではありませんでしたから、一番売れている「マールボロ」を吸っていたのかと思います。毛沢東は「肺の訓練」と言って喫煙していましたね(笑)▼メンソールも存在していて、女性にこれを吸っている人が良くいます。適度な段階に強さの違う物とメンソールを展開していてとっつきやすい銘柄だと思います。▼米国のマクダネルダクラスF-4「ファントム」という戦闘機があります。非常に多様性に富んでいて、海軍・海兵隊・空軍で使用され、大量に輸出されたものやライセンス生産された派生型が今も第一線で活躍している人気商品です。我が国の自衛隊にも三菱F-4EJ改として配備されております。イスラエルに於けるファントムIIの存在は特に意義深く、フランス政府が中東戦争に於いて「ミラージュ」シリーズの受け渡しを取りやめたためこの機体は戦局に大きな影響を及ぼしました。英国の「スピットファイア」という戦闘機は1948年までに20種以上のタイプが生産され、海軍向けに改修されたものは朝鮮戦争にも参加したほどです。


ゴールデンバット
百年の歴史と共に〜武士道
タール 15mg
ニコチン 1mg
入数/1個 20本
価格/1個 330円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
芥川龍之介、太宰治らが愛した、1906年より発売され続けている長寿の両切りシガレットです。1996年に灰皿付きの記念セットも発売され、その灰皿は大切に保管してあります。戦時中は「敵勢語」追放のため「金鵄(きんし)」と改称されました。「ゴールデンバット」の名称に戻ったのは1949年です。13回ののデザイン変更を経て、現在に至ります▼このシガレットは「セブンスター」、「ハイライト」、「マイルドセブン」の製造課程であまった葉で作ってありますので1箱1箱違う味わいが楽しめるそうですが、私の未熟さ故か明確な違いを感じたことは特にありません▼太宰治の『人間失格』は学生時代に読んで大いに楽しく落ち込みました。「お茶目」と前振りしておいて「人間、失格」と言い放つ構成の見事さには感服の一言です。彼は1日に「ゴールデンバット」を8箱も吸うヘビースモーカーであった上に多分に神経質で「口付きは不潔感があるので両切りしか吸えない」などと申しておりました▼コウモリという動物には思い入れがあって、コウモリの描かれている切手も集めておりますが、私は「コウモリの会」というものの会員なのです。縁起の良い動物蝙蝠(へんぷく)とも呼ばれるコウモリは昆虫の捕食者として生態系に於いて重要な役割を果たしており、現在ほとんどが絶滅の危機に瀕している希少種です。「血を吸う」という偏見が持たれておりますが、意外にも吸血性のコウモリは3種しか存在しません▼これについては賛否両論あるでしょうが、我が国には敗戦濃厚になった時期の「特攻」という潔くも輝かしい歴史があります。「神風」を昭和の現代に再現しようとの試みで、米軍には大変恐れられ、戦争神経症にかかる兵士までおりました。特攻には零式で敵艦に体当たりして華々しく散るというイメージがありますが、機密扱いで報道されなかったものに海中を歩いて爆薬で敵艦と共に自爆するという悲惨なものまでありました。特攻兵たちは相当の贅沢を許され、衣食住の面ではもちろん嗜好品にも恵まれておりました。「金鵄」を吸っていた戦没英霊もいたのではないかと思います。無我の境地と言っても良く、免れられぬ死を前に澄みきった心で出撃の覚悟ができていました▼私が尊敬している人物に阿南惟幾(これちか)という陸軍大臣がおります。彼自身はたばこを嗜まみませんでしたが、常に弓道などに勤しみ己を磨いておりました。彼には真の意味で武士道精神を感じることができます。「Bushido」は新渡戸稲造によって海外にも伝えられました。阿南は陛下がポツダム宣言受諾を決心された時に軍の狂信者たちからクーデターの統率者となってもらえぬかと懇願されたのですが「御聖断は下った!」と血判状をも突っぱねてこれを拒み、自ら敗戦の責任を負い陛下への怠状をしたためた遺書を前に見事に割腹自殺致しました▼実は阿南は陛下が終戦の御決意をされるまでは本土決戦を声高に主張しておりました。「全国民が桜の如く散華すればその栄誉は後世にまで語り継がれるであろう」と。米軍は日本を降伏させるための上陸作戦について以下のように分析していました。米軍死者百万、日本人犠牲者一千万(!)。我が国が終戦の瀬戸際に阿南のような玲瓏で忠義に厚い陸軍大臣をいただいていたことは実に幸いでした▼「ゴールデンバット」は明治、大正、昭和、平成と我が国の百年の歴史と共に歩んできたことになります。富国強兵から始まって日華事変、大東亜戦争、終戦、高度成長、バブルの崩壊を見守ってきてくれた銘柄です。廃止されることなくいつまでも残っていて欲しいたばこです▼フィルム包装をしていない地球に優しい銘柄です。良くフィルター付きシガレットの吸い殻を燃えるゴミに分別している人がいますが、アセテートは分解しません。たばこ葉は土に還りますけどね▼警告文言のせいであの大きな2匹のコウモリはどこへ行ってしまったのでしょう。「デザインGood」は残念ながら「3」です。思い入れ故の横道にそれた長い文章をお詫び致します。


コイーバ・オリジナル
賛否両論、あるいは安すぎないだろうか?
タール 10mg
ニコチン 0.6mg
入数/1個 20本
価格/1個 550円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
製造量の少なさから一時期「幻のシガレット」と呼ばれていた逸品です。ハバナ産プレミアムシガーの最高峰「コイーバ」の名前を冠し、葉巻葉100%のブレンドで仕上げた、シガレットでシガーの味わいを手軽に楽しむことのできる銘柄です▼私は中国香港にヘビースモーカーの友人がおり、奥さんが非喫煙者なのでベランダで喫煙していると云うから洗脳目的(笑)でパイプを1本貸してあります(切手収集の世界では「中国」は細かく分類されており、清代からを「旧中国」、抗日革命期を「解放区」、毛沢東の建国宣言以降を「新中国」、そして返還後の香港とマカオは「中国香港」、「中国マカオ」と呼びます。国民党軍の中華民国は無視されることが多いです)。その彼に中国香港の貴重な切手を分けて頂いたお礼にこのシガレットを1箱郵送してあげたら「思いっきり肺に入れてしまったわ」と泣かれたことがありますヽ(´・`)ノ▼タール値は12mgとそう高いものではないのですが、彼の常煙銘柄が「中南海」だったのと、普通のシガレットがヴァージニアとオリエントベースだったこともありおそらく葉巻葉の刺激が辛かったのでしょう▼パイプを始めたばかりの知人がこれを買ったというので「シガーがどんな感じか簡単に体験できますよ」と言ったら「吸ってみました。意外と普通。これがプレミアムシガーだったらちょっとがっかり」と返ってきて慌てて「違う違う、プレミアムシガーは直径20ミリ以上のものを口にくわえることになってものすごい満足感があって身体がたばこ漬けになるものだよ!」と訂正致しました▼確かに「コイーバ」の名前を持っていながらプレミアムシガーの「コイーバ」とはかなり満足感は違うので安易にブランド名を使うのは軽率なのかもしれませんが、部屋に漂う香りは確実に葉巻のものですから普通のシガレットと比較すればかなりの充実度のあるたばこです。おそらく香料は一切使用されていない純度の高いもののはずです▼スペインには葉巻喫煙の歴史があり、ナポレオン軍に支配される以前から大量の葉巻が製造されておりました。ナポレオン自身も葉巻の存在を知らず、スペインを占領してみて初めてその存在を知り、たちまち魅了されたと云います。プロイセンでも古くから葉巻が吸われておりました▼自販機ではまず見かけることはないのですが、シガーバーでは、普通のシガレットなど売っているところは知りませんが、この銘柄だけはたまに置いてあります。買い占めてから吸う時の罪悪感も手伝ってなおさら美味しく感じてしまいます。若干高価ですが確実に応えてくれるものがあり、もしろ370円では安すぎるのではないかと思ってしまいます。


桃山(40)
雨降って地固まる、そして藤子先生の想い出
入数/1個 40g
価格/1個 1090円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
この銘柄に関しては国内生産が打ち切りになったことはそれほど残念に思っておりません。逆に少しだけ歓迎してます。ただ少しだけ名残惜しい面もあり、廃止直前に購入したJT「桃山」の最後の1缶はもったいなくて開封できずにいます。これは「吸う用」というよりも想い出として手元に置いておこうかと思っております。藤子・F・不二雄先生の想い出です(後述)。「桃山II」は私より後からパイプを始められた方々にはかなり好評です★「桃山II」が発売された時に、「味比べ」というと大袈裟ですが、早速購入して吸ってみまして、パウチの中身が50グラムと増えて得をした気分になったと同時に味はかなり変わったという印象を受けました。もちろん決して悪い意味で「変わった」と言っているわけではありません。JT時代の「桃山」は好きな人はものすごく惹き付けられであろうが苦手な人には苦手であろという風味だったので万人受けする風味になって「雨降って地固まる」とでも申しましょうか、広く好まれる銘柄に生まれ変わったと言えるでしょう★本音を言うと私もJT「桃山」はあの「ガツン」と来る強いラム酒の風味は少しだけ苦手で、若干マイルドな「ラム・ロイヤル」の方が好きになったように「『桃山』と『ラム・ロイヤル』どっちを取る?」と二者択一を迫られれば多少高くても「ラム・ロイヤル」派でした。当時の値段は正確には覚えていないのですが、「桃山」(缶)が580円で「ラム・ロイヤル」が690円だったと思います。JT時代の元祖「桃山」をこよなく愛していた方々は「この味で800円は許せない」とご立腹されるのでしょうが、あくまで私個人の感想としてはわりと歓迎しております。50グラムで800円というのにはやはりお買い得感があります★小学生時代に私が絵を描き始めたきっかけである藤子・F・不二雄先生は、ヘビースモーカーでいらした先生のご健康を気遣って女友達からお誕生日にパイプ一式をプレゼントされたそうです。副流煙も発生せず呼吸器へのダメージもないパイプたばこです。先生はそれがきっかけでパイプ喫煙を始められ、その時一緒に贈られたたばこは缶入りの「桃山」でした。非喫煙者の彼女にはたばこの種類がよく分からす、難しげな外国たばこは避けて昔からある日本産のこのたばこを選んだのだと思います。パイプをくわえたお姿は藤子先生のトレードマークにすらなっております。私も藤子先生が逝去された時にはとても落ち込み、一ヶ月くらい絵を描けませんでした。ご葬儀のご様子はテレビでも放映され、弔問に来たある女性は記念に渡された「ドラえもん」のテレホンカードを手に「将来先生のような漫画家になります」と涙を浮かべておりました。ここまで書いて、私も当時のことを思い出し目頭が熱くなってしまいました★初めて「桃山」と「桃山II」を比較した時の印象はきちんと記録してあります。まず「桃山II」のパウチを開封するとあのずしんと漂ってくるきついラム酒の香りが若干優しく、最初にサヴィネリのパイプに詰めて吸ってみるとやはりラム酒の風味が穏やかで、パイプとの相性かと思って「ラム・ロイヤル」と相性の良かったブレビア・ブッジィで吸ってみてもやはりかなりマイルド。確認のためPoul Winslowの大振りなパイプに元祖「桃山」を詰めて吸ってみると確実に元祖の味がして、「これだ、大好きな人は大好きだが苦手な人は苦手な『桃山』の味」と再認識致しました★前述したように決して悪い意味で「変わった」と言っているわけではなく、マクバレン社が「桃山」の味を再現しようとした努力のあとは確実に感じられます。例えばラム酒の風味はどちらかというと「ラム・ロイヤル」より「桃山」に近く、強引にマイヤーズラムか何か(お酒の種類には詳しくないです)を加えてやれば元祖の味に近づくだろうと感じられました。JT「桃山」の強さは私の印象だとミディアムヘビー、「桃山II」だと少しだけマイルドになってミディアム、いずれにせよかなりの満足感があることには違いはありません。缶で購入すればさらにお買い得感があり、また缶入りであることからラム酒がブレンドされていながらも分類上はイングリッシュミクスチャーになると思われます。これは私の駅前のたばこ屋さんにも常備してあるほどポピュラーな銘柄です。藤子先生の想い出が詰まっておりますので「デザインGood」は「4」です。ただこれは缶の方の「桃山」に対しての「4」です。


ゴロワーズ・カポラル
我等ガリア人なり
タール 10mg
ニコチン 0.6mg
入数/1個 20本
価格/1個 490円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
日本と言えば「マイルドセブン」というくらいフランスに於いて「ジタン」とともに絶対的な権威を持っているシガレットです。品質面から言うと「ゴロワーズ」の方が断然優れており、少し悔しい気持ちと嬉しい気持ちが入り交じります。しかし我が国には「ピース」という最高級の逸品が存在しています。喫煙事情では負けていないと誇って良いと思います★「ゴロワーズ」の歴史は案外古く、1910年以前まで遡ることができそうです。「ゴールデンバット」と同じくらいの経歴と変遷を持ち合わせていることになりますね。1925年にMaurice Giot(モリス・ジオ)によってデザインされたGallic(フランスの)helmetのデザインでパッケージが新しくなります。今日知られている青いパッケージは1936年にMarcel Jacno(マルセル・ジャクノ)によってデザインされたものです。あと、2000年6月にデザインのマイナーチェンジがありました。フランス語では語尾の子音を発音しないのですが、例外があって「careful」に含まれる「C」「R」「F」「L」は発音することが多いのです★1973年にフィルター付きの物が登場し、文化人の間から「フィルターの付いたゴロワーズなど!」と賛否両論を巻き起こしたとか。残念なことに日本では自販機で見かけることは少ないのですが、私は駅前の中規模の、小さなヒュミドールもあるたばこ屋さんにこのたばこが置いてあり、我が儘を言って(笑)パイプたばこまで取り寄せてもらっているのですが、「ゴロワーズ」も購入させて頂いております★私の母は大学卒業後フランスに留学しており、学友からこのたばこを勧められて咳き込んでしまい、それ以来大のたばこ嫌いなのですが、あるフランス映画の中で若い女の子がシガシロを口にしながら颯爽と通りを歩いていくシーンがとても素敵で「女性にお勧め」は最大の「4」です★ちなみに私の使っている「WRLZ」というハンドルネームは実は「をあらす」と読み、旧約聖書の唯一神、ヘブライ語の「YHWH=エホバあるいはヤハウェ、ヤァウィ」(正確な発音は紀元前のエルサレム陥落の時に失われました)の「我は成らせる」に対抗して「ここに存する」という意味でフランス語の「Voila(ヴォアラ)=there is」に近い発音となっております。よく外人が指輪やピアスなどのシルバーアクセサリーを並べている露店がありますが、彼らのほんどはユダヤ人で、ある時「貴方の国の言葉で『神様』のことをなんて呼ぶの?」とからかい半分に尋ねてみたら「『アドナイ』です」とはぐらかされてしまいました(^_^;★パイプ喫煙では北欧に魅力を感じているのと同じくシガレットに関してはフランスに憧れているのです★1980年代初めにはヨーロッパで「dark tobacco」の需要が低くなり、「アメリカンブレンド」の需要が一般には広まりました。これを受けて「ゴロワーズ・ブロンド・インターナショナル」が発売され、今日に至ります★「両切りゴロワーズ」は特殊な発酵工程を経ておりかなり強烈な癖があって好き嫌い分かれそうですが、私はこのシガレットが大好きです。私のパイプ仲間で一緒に喫煙具店に行った時にこれを何カートンも買っていた人がいます。彼曰く「最近これしか吸えなくてねぇ」と★尚、「Gauloises」という単語には「ゴール(ガリア)人の」という意味があります。南フランスの人々は「自分たちはガリア人(ケルト系)だ」という誇りを持っており北部の人々とは違った価値観を持っているのです。「Gauloises」というのは「ゴロワ」の女性形です。


カプチーノ
手巻きの魅力と私の失敗談
入数/1個 40g
価格/1個 1150円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
その名の通り本当にコーヒーの味がするのです。もうお兄さんびっくり仰天(笑)★これは世界初の試みだそうで、おそらくブレンドには苦心があったであろうと思われます。と申しますのは、実は私はパイプを覚えて間もない頃に無謀にもストレートのたばこ葉を7種揃えてブレンドに挑戦したことがあり(誰だって挑戦してみたくなるではないですか!)、「紅茶の味のたばこをつくろう」として大失態を演じてしまったからです★ベースはたばこ本来の味がするヴァージニアで良いだろう、キャヴェンディッシュは避けてペリクを少しだけ加えてみよう。ラタキアは不要。ここまでは問題がなかったのです。しかし「たばこ」に関しては幼稚園児並みであった当時の私はこともあろうにそのたばこに濃く沸かした紅茶を「ぶっかけて」しまったのです(爆)★私にとって「たばこの先輩」であるS様という方にそのことをご報告したら「嗚呼、そのようなことをしてしまったのですね・・・。でも色々試すことが楽しいと思えば・・・」と言われ、紅茶の味をたばこで再現するには紅茶自体ではなく慎重にリキュールなどを加えていきながらじっくりと時間をかけて取り組むものと教わりました。そしてこのたばこはその方の仰った通り見事にカビました(笑)★紅茶味のたばこづくりはあまりにも難しいと、これはその方にお任せし、私は比較的簡単な「後味がオレンジ風味のたばこ」をつくることに。こちらは至って簡単。バーレーをベースに手頃な大きさに切ったオレンジの皮を、その表面をカッターナイフで傷つけてたばこジャーに密閉して一週間ほど置くのです。湿度が高くなる分をバーレーの火付きの良さで補うことができて「初心者」としては一応の成功をおさめました。このマイブレンドは今でも時々吸っており、過去に私は自分のたばこジャーは11個と申しましたが、何故このような半端な数字なのかというと10個のたばこジャーには私のお気に入りの既製品が入っており、残り一つにこの「マイたばこ」が入っているからなのです(たばこジャーが足りなくてタッパーにヒュミドールと一緒に密閉してある銘柄もありますが)★「カプチーノ」ですが、まずコーヒー豆そのものがたばこと同じ速度できちんと燃えてくれるのかどうかとの疑問もありますが、お湯に溶かして飲む場合と燃焼させた場合とでは同じ原材料であってもその香りには相当の差異があり、単純にたばこ葉とコーヒーを混ぜただけではないと思われます。ですからコーヒーの味がするこのたばこも開発には苦労があったであろうことが予想されます★手巻きたばこのもう一つの魅力ですが、たばこ葉を詰める密度を喫煙者自身が自分の好みで調整できることも一つですが、私は以前ある喫煙具店で通販の処理を手伝った経験があり、手巻きたばこの巻紙を何種類も注文しているお客さんがおりました。何故こんな面倒な注文をするのだろうと疑問に思っていた私に店主さんが親切に「紙によって燃焼速度が違うんだよ」と教えて下さいました。納得です。手巻きたばこも実は奥の深いものだったのです★前述のように喫煙者自身がたばこの量を決めることができるので「しっかりたばこ味」の部分は敢えてノーコメントと致します。ロンドン北西部にある「Harrow」とパウチにはありまして、たばこ本来のヴァージニア葉とバーレーのブレンドです。中身は40グラムとやや少なく、大切なたばこなのだろうと思わされます。大事に楽しんで下さい。


ボルクムリーフ・チェリーキャベンディッシュ
たばこから文化へ〜音楽と北欧神話
入数/1個 50g
価格/1個 1340円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
昔は上図のような船のデザインではなく国章が描かれておりました。アメリカンミクスチャーが初心者向けと言われている中で、もともとブリティッシュロックが好きで北欧系の音楽にまで興味を持っていた私は分不相応にもヨーロピアンの「ボルクムリーフ」ファミリーは見付けた時に全て試してしまいました。デンマークが喫煙の面から見ると非常に面白い国だと書いたように、北欧にはとても魅力を感じていました。横道にそれて音楽の話になってしまいますが、北欧系ロックミュージックというのは、冬場は家に閉じこもりがちになってしまうからでしょうか、何かが一杯になって溢れてくるような非常な情緒に富んでいて内向的でウェット(泣くような)な傾向にあり、ハイトーンでセクシーなボーカルが多いような気がします。ハードロックやヘヴィメタルと云ったら皆様は何を真っ先に思い浮かべるのでしょうか。世代にもよりますが「Black Sabbath」や「Deep Purple」、場合によっては「Rainbow」でしょうか。そういう本家本元のロックにはない「何か」が北欧系ロックには感じられるのです。「TNT」が好きなどと言うと別の意味で賛否両論巻き起こしそうですが、私は彼らが世界デビューする前のファーストアルバムが運良く手に入り、スウェーデン語で歌っているので何を言っているのかさっぱり分かりません(笑) 1980〜1990年代の「EUROPE」なら広く好まれるかもしれません。ヴァイキングという武装船団の歴史を持ち、ニフルヘイム・ミドガルド(ミッドガルド)・アスガルドという三つの世界を結ぶ「ウ(イ)グドラシル」というものがあり「世界の終わり」まで描かれている北欧神話から他の国にはない価値観を人々が持っていることが想像できます。最高神オーディンは「ヴァルハラ」という天国を持っていて勇敢に死んだ戦士たちはここに棲まうことを許され昼間は激しい闘いの中に身を置き、夜は豪華な宴会を楽しむのです。北欧の人はほぼ100%この神話を知っていおり、「ラグナロク」という人間も神々も死んでしまう壮絶な闘いがあり、「ウグドラシル」という巨木(?)だけが残り生き残った人間と神々だけで新しい世界を創るのですが、彼らが海の中から出てくると神々の輝かしい時代の黄金のチェス盤を見付けるのです。特に高レベルのバンドではありませんがデスメタルの「Crimson Glory」で「I am Valhalla」と歌っているものもあります。このくらいでたばこの話に戻りますが、私は「たばこ」というのはそれ自体で完結してしまうものではないと思うのです。心を豊かにしてくれるものですから、そこから音楽や美術などの文化に話題が発展しても良いと思っています。それでたばこの方なのですが、湿度があるわりに火付きが良くて最初から意外と上手に吸うことができたのでラッキーでした。今でも購入してしまうのはこの「チェリーキャヴェンディッシュ」でして、私が初めて購入した時には王冠をいただき2頭の獅子を配した国章のデザインでした。兄貴分と言うのでしょうか、本家「ボルクムリーフ」とカットもほとんど変わらずこの銘柄も良いものだと思いますが、もっと凝った味を求めてこのたばこに落ち着きました(「シャンパン」ももちろん魅力的です)。やはり私は着香系も好きなのでしょう。「Cherry」と銘打ってあるわりにはチェリー風味はそれほど嫌味ではなく、ヴァージニア、バーレー、ケンタッキーとチェリー風味を持たせたキャヴェンディッシュのブレンドで歴乱というと語弊があるかもしれませんが、単純明瞭ではない味と、強さがミディアム to ストロング(強さの感じ方には個人差がありますが)と吸い応えもあり結構気に入りました。もしチェリー風味がつらいようでしたら本家「ボルクムリーフ」を1対3くらいの割合で混ぜてみて下さい。私は昔の国章のデザインの方が気に入っていたので「デザインGood」は「3」に留めておきました。「船」というのも、プログレッシヴ・ロックのジャケットには頻繁に船が描かれるので好きなのですが少しイメージと違います。


ピース(10)
『創世記』と人類の理想
タール 28mg
ニコチン 2.3mg
入数/1個 10本
価格/1個 250円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
これほどまでに知名度が高く美味しく素晴らしいたばこ、日本産シガレットの最高峰と呼んでも良い銘柄、とっくにどなたかが感想をお書きになっているはずと思っていたのですがまだのようですので僭越ながら私が感想を述べさせて頂きます。まず注目すべきはそのデザイン。今日知られているこのあまりにも美しいパッケージは1952年に「20世紀のパイオニア」と呼ばれるRaymond Loewyに破格の150万円という報酬を支払ってデザインされたもので、旧約聖書の「創世記(ノアの箱船)」でオリーブの芽をくわえて帰ってくる鳩のイメージです。「鳩」というのは一般に平和の象徴として知られていますが、ちょっとした裏話があって、パブロ・ピカソが共産党のシンボルのデザインを依頼されていながらそのことを忘れており、原稿を受け取りに来た党員にたまたま手元にあった鳩のスケッチを手渡してしまったというエピソードがあります。実は「ピース」というシガレットはこれよりも前に元祖のデザインで存在しており、終戦後の「ヤミたばこ追放」を訴えるポスターに頻繁に登場しておりました。専売公社時代には様々な企業広告などの私的デザインのものもあり、祖父の家を改築する時に出てきたものが私のコレクションにありますが、やはりこの藍色のデザインが一番美しいです。私の曾祖父は建築家で、製図台には常に「缶ピース」が置いてあったそうです。警告文言が入っているにもかかわらず精彩を欠いていませんので「デザインGood」は最大の「4」のままです。「平和」を意味する銘柄名、これについては各論あるでしょうが、まず帝国憲法改正の最終段階(衆議院通過後)に於いて中国から「日本が将来軍隊を持ったとしてもそれを『軍隊』とは呼ばず、戦争をしてもそれを『戦争』とは呼ばないであろう」という横槍が入りました。結局内閣総理大臣は「文民」でなければならないという内容を加えて落着したわけですが、我が国の自衛隊はイラクでも最前線に展開することができずに非難を浴びました。確かに「平和」という言葉は軽々しく遣うべきものではないのかもしれませんが、暴力もなく、武力も持たない世界は崇高な理想でいつの日か実現しなければならないものであり、人類の理想を示すものとして敢えてこの銘柄名を受け入れようではありませんか。味の方も素晴らしい。否、外観よりも味を重視すべきでしょう。まずアルミの中包みを破ると非常にたばこらしい素朴な香りがすると思います。実際に吸ってみると再高級のヴァージニア葉を使いたばこ葉の詰め方も非常に丁寧でとても豊かで優雅な甘みを持っています。実は両切りシガレットというのは非常にやっかいなもので、最初につくられたシガレットは「口付き」と呼ばれフィルター部分が空洞になっているものでした(フィルター付きシガレットの歴史は1850年代まで遡ることができそうですが)。これは手作業では両端まで均一にたばこ葉を詰めることが困難だったためで、両切りシガレットが主流になるまでは手巻き技術の改良を待たねばなりませんでした。両切りファンは私の感触だと結構存在しており、「ピース」とともに「ゴロワーズ」や「ゴールデンバット」をこよなく愛している愛煙家が大勢います。「ジタン」の両切りは品切れが多く、時々問い合わせを頂きます。「ピース」はフランスの逸品「ゴロワーズ」と比較しても全く引けを取らない品質です。タール値28mgという高い数値を見て躊躇してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、本来日本のシガレットというのはもっと強いものでして、現在のライト指向が行き過ぎているだけなので、本当のシガレットの美味しさを体験するには「ピース」を吸うべきです。「ガラム」の両切りでタール値50mgというものも存在していますからそれに比べればかわいいものです。肺喫煙がつらいようでしたら吹かして愉しむだけでも充分にこのたばこの魅力は伝わります。ニコチンや香料というのは肺や胃だけでなく口の粘膜からも吸収されるからです。私の深愛故に感情的で長い文章になっていることをお詫び致します。


スクエア・ブラックウッド
外出時のパートナー
入数/1個 1個
価格/1個 840円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
このコンパニオンは私が愛用しているものと非常に形が似ていて、実を言うと私が最初に店員さんに選んで頂いたものは梨型で、パイプレストの穴に突き立てようとするとうまく収まらないのです。もう少し細身のものがないかと探していたら上図と非常に良く似たような形のものが見付かり、私のものは大理石があしらってあって少し違うのですが、コンパニオンとしての機能には根本的な差異はなく、同じものを2つ購入し、一つは自宅のパイプレストに常備(直立不動の体勢で収まってくれます)、もう一つはパイプポーチのポケットに差し込んであります。そうです、このような細身で薄手のコンパクトなコンパニオンはポーチに収まるので外出時の最良のパートナーとなってくれるのです。アイルランドに住んでいた私は「ダブリン」と呼ばれるパイプの存在も無視できず、実を言うとダブリンタイプのパイプも1本購入してしまいました。このように火皿が円錐形をしているパイプではロケットリーマーが使用できず、吸い終わった直後に直後にこまめに湿らせた綿棒で火皿内を掃除してやることも大切ですが、カーボンの管理にナイフやピッカーも使用できとても利便性に富んでいると思います。パイプたばこの燃焼は非常に緩慢で、上から指で触っても平気なくらいですが、灰が指に着きますし、やはり本物のタンパーを使用した方がよろしいと思います。


オルスボ・ゴールド
デンマークは立憲君主制の王国である
入数/1個 50g
価格/1個 1380円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
語弊があるかもしれませんが、少しだけ変わった銘柄なので一 度は体験しておくと良いと思います。気に入ったら是非常煙銘 柄に加えて下さい。パウチに描かれている図案は本国の国章で なく14の県のどれかに属するものかもしれません。一応ヴァー ジニアベースですが、キャヴェンディッシュのブレンドでとて も快美な風味が楽しめます。非凡なデイニッシュの風味とある ように、おかしな癖はないのですがデンマークと云うのは王国 なのだからでしょうか、突きさすような刺激は全くなく品があ って結構複雑で優雅な風味です。私の勘違いかもしれませんが かすかにお酒の風味のような印象を持つ時もあります。「オル スボ」ファミリーに「ウィスキー」が存在しているからかもし れません。 "unique falvour"というのは如何にもデンマーク らしいです。 デンマークというのはとても面白い国で、例え ばうちにはデンマークのパイプが1本ありますが、とても魅力 的な形をしてい るのです。 欧州に於いてブライヤーやメシャ ムの登場とともに上流階級の間でパイプが「貴族のたしなみ」 として絶対的な権威を持つようになりましが(「たばこの学校 」まで存在しいたくらいですからね)、この銘柄はバニラの風 味があるためにややしつこいと勘違いされるのかもしれまんが 私には上品な味と感じることができました。あまり再着火を繰 り替えしませんし難易度は低いと思われ、刻みは標準的で基本 的な二度着けがお勧め、初心者の方にも試して頂いて欲しいも のの一つです。強さはマイ ルド to ミディアムといったとこ ろです。甘みは強く私はバニラをちょっとだけ逃がすために若 干というか本当に少しだけ乾 燥させています。本当に少しだ けです。開封して15分くらい置いておくだけです。葉のフルー ティ感を犠牲にするのは実はもったいないのですが、そうする と火付きが良くなって煙量が増えて より明確な味がするので す。「チェリー」や「ウィスキー」も 存在しており現在手元 になくてどんは味かは良く覚えていないのですが、これはかな り美味しいと感じました。


ホープ
Descendant(後裔)
タール 14mg
ニコチン 1.1mg
入数/1個 10本
価格/1個 250円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
学生時代にオーディオヴィジュアルの会社でアルバイトをして いた私はある時車で一緒に営業に出かける社員の方から「○○ 君、あそこの自販機でこの240円で2箱出てくるたばこ買ってき てくれない?」と頼まれたことがあります。「ピース」のよう に魅力的な小さな箱、鮮やかな青色で描かれた洒落た弓のデザ イン、「希望」を意味する惹かれるネーミング、そしてやや高 めのタール値。胸ポケットに忍ばせておくのになんと適してい る銘柄でしょうか。この社員の方は大変なヘビースモーカーで いつも着ている服からはたばこの匂いがしておりました。私は 変わり者なのでしょうか、シガレットの副流煙の匂いも嫌いで はなく、ある時この方が私の家に原稿の版下を受け取りに来た 時も心地よいたばこの匂いが玄関に漂い、香水の香りが女性の 魅力の一つであるかの如くたばこの匂いというのも男性にとっ て同じような位置を占めるのかと思いました。私は切手収集を している関係で外国人のメル友が多く、その国独自のシガレッ トを送って頂くことがあるのですが、外国のシガレットを吸っ てみると、ブレンドの根底思想の違いとでも言うのでしょうか 、日本のシガレットが全体的に甘めの風味に仕上がっているこ とを認識しました。「マイルドセブン」が米を主食とするアジ ア圏で人気があるように甘めの活性炭フィルターブランドは広 く好まれる傾向にあるようです。しかし実際に「ホープ」を吸 わせて頂くと非常に甘みが抑えられており我が国主流のチャー コールでもなくたばこ本来のなんという堅実で吸い応えのある 味わい! 「からい」と言うと語弊があるかもしれませんが「CHERRY 」とともに甘みを抑えた貴重な存在だと少し感動しました。後 に1957年に発売された日本初のフィルター付きシガレットであ まりの大人気で品切れを招いたほどの銘柄であったことを知り ました。「ホープ」に既に「ホープ・ライト」が存在している にもかかわらずメンソールとスーパーライトが加わったことに ついては少し複雑な心境で、私は明治の民営時代の「天狗」や 「ヒーロー」という製品は当然体験したことはないのですが( 生まれてないし)、刻みたばこの歴史を持つ日本ならではの純 度の高くしっかりとした味の商品と聞いており、「ホープ」に は日本産たばこの原点のようなものを感じます。


スイート・ダブリン
私にとっての「アイルランド」
入数/1個 50g
価格/1個 1330円(税込)

しっかりたばこ味:
メンソール感:
フルーティ感:
甘  味:
におい少なめ:
デザインGood:
女性にお勧め:
アイルランド在住経験のある私は銀座を歩いていて見かけた、同国の首都の名前が冠されているこのパウチがとても気になり思い切って店員さんに「あの『スウィートダブリン』というのを吸ってみたいのですが何を揃えれば良いのですか?」と尋ねました。 丁度嫌煙運動の黎明期で、今までは敷居の高かった老舗菊水も初心者を歓迎してくれて初めてのパイプを選んで頂きました。パイプたばこの楽しみ方も教えて頂きましたが、当時はインターネットをしておらず、パイプのテキストがなく本当に失敗の連続でした。 上手に吸うことができた時の感動は良く覚えています。アイ リッシュウィスキーの薫りが口と鼻の両方で感じられてたばこ葉がきちんと底まで灰になっていたのです。パイプは口にくわえたまま普通に呼吸するように心がけ、「吹き返し」をするものだったのです。 私自身まだまだ「たばこ」は勉強中の身ですが、これは下手に自分でブレンドに挑戦して失敗するよりもずっと楽しいたばこです。この銘柄を絶賛している記事はあまり見たことはないのですが私にはこの味で800円というのはかなりのお買い得だと思えます。強さはマイルド to ミディアムといったところです。キャヴェンディッシュが若干強く自己主張している印象ですが全く不快感はなく今でも愛煙しています。 初心者の私が生まれて初めて試して上手に吸えるようになったものですから誰でも楽しめると思います。 アイルランドには結構良い想い出があるので同じ理由で「アイリッシュオーク」なども試さないわけにはいきませんでした。これはまた別の機会に感想を述べさせて頂きます。長々と申し訳ありませんでした。



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